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Rubens [雑記]

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珍しく、しばらくは雨が続くとの予報。特に今夜遅くには雷を伴った激しい雨になるらしいが、今のところは静かなもの。

 

またまた持病の坐骨神経痛が出る。6月初旬の暑さの後、比較的涼しかったのに、すっかり夏気分で薄着をしていたのが悪かったよう。体を冷やすのは色々な意味で良くないことだと文字通り「痛感」。それでも2週間ほどたち、体を動かしたり歩いたりするのもだいぶ楽になってはきたが、まだ腰を曲げるのはきつい。体をごまかしながら、ゆっくりやっていくしかない。

 

そんな腰を庇いつつ、開催二日目の「ルーベンス展」へ。鑑賞前に「ルーベンスの足跡を訪ねて~ベルギー・アントワープ」のお話&上映会に参加。ルーベンスがアトリエを構えたアントワープの街やベルギーの歴史などについてお話を聞く。自分を含め、ルーベンスというと「フランダースの犬」とセットで思い起こす日本人が多いようだが、そもそも「フランダース」ってどこ?というのが正直なところ。今回のお話を聞きやっと理解することができた。ベルギー人ゲストによると、もともとベルギーでは「フランダースの犬」のお話はあまり知られていなかったそう。そういえば原作者はイギリス人でしたよね。アントワープは古くからヨーロッパの港として栄えただけあって、小さいけれど歴史を感じさせる美しい街。いつか行きたい憧れの地がまた一つ増えた。

 

作品は日本初公開のものも多く、物語性を備えたダイナミックな作品は本当に素晴らしい。中でも『ロムルスとレムスの発見』はローマ建国の伝説を見事に描き上げていて、本物を見ることができて幸運だったと思わせてくれる傑作。「フランダースの犬」のネロが念願かなって最後に見たという『キリストの降架』はルーベンス原画・フォルステルマン版刻の版画版が展示されている。帰りに図録を入手したが、解説も見やすく、美しい本に仕上がっていて、少し得した気分で帰途に就く。

 

春に植えたたった一株のセージが元気に育ってくれて、日々の料理に重宝している。自分で育てたものを収穫する喜びも味のうち、かな。



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