藤 [ドライブ]
ずっと気温が低めだった今春だが、見上げれば空の青さが濃くなって、温度も上昇。やっと5月らしくなってきた。
北方文化博物館の藤を見に行く。我が家恒例のGWイベントだが、こちらも低温のせいで例年より遅めの開花となった。正門を入る前から藤の香りが漂い、その存在感をアピールしている。蜜集めに忙しく人間には目もくれない蜂に交じって花を観賞。藤棚の隙間から差し込む光で紫の明暗がゆらめき、美しい。藤棚の外から眺めたり、棚の下に入ってみたりの繰り返し。いくら見ても飽きない。藤観賞の後は大広間から新緑の回遊式庭園を眺め、気分爽快。心穏やかな一日を過ごさせてもらった。
a distant view [ドライブ]
新緑と花を求めて山を歩きまわっているが、GW後半の一日は久し振りに海へも出掛ける。この日は天気が良かったせいか、海の向こうに佐渡がゆったりと姿をみせてくれていた。日頃車窓から眺めるだけの海に、今回は車を止めて降りてみる。波打ち際をブラブラ歩いている人が数人いるだけ。海も穏やかで、時を忘れそうだ。ほんの少し離れた所にある鮮魚市場通りの喧騒が嘘のよう。山歩きも楽しいが、ぼんやりとただ海を眺めているのも結構いいかも。そういえば若い頃はよく海に来ていたっけ。
里山へ [ドライブ]
園内ではメダカ摂りをしている親子連れや、菜の花畑を散策する人など、それぞれの楽しみ方で春の休日を過ごしている。こちらの公園は、森の中などはきちんと整備してあるが、あまり余計なところに人手を加えていないシンプルさが素晴らしいと思う。四季折々の山里の風景を見るのも楽しいだろう。また時々は出かけてみたい。今度は野鳥観察も。でも、まずは来月のカキツバタ観賞(1万本もあるそう)からかな。
オオイワカガミ
もみじ園 [ドライブ]
一段と冷え込みが厳しくなり、先日はみぞれも降って冬へまっしぐらのよう。
過日所要のついでに郊外のもみじ園へ。ここ何年かは紅葉狩りに行けずにいたのだが、今回は偶然ながら絶好のタイミングだったようで、素晴らしい景色を堪能させてもらった。道路からほんの少し山道を登っただけでまるで別世界に行ったよう。イロハモミジや山モミジなど種類も色々。お天気が良ければもっと鮮やかなのにと欲も出るが、雨が降っていなかっただけでも儲けもの。ゆっくりと時間をかけて園内を散策する。
紅葉観賞の後は近くのお蕎麦屋さんで、と目にもおなかにも嬉しいコースを勝手に決めていたのだが、こちらは改装中で残念。そう上手いことは行かないようだ。
鏝絵 [ドライブ]
駐車場がないと聞いていたので、電車でひと駅の旅。お目当ての鏝絵土蔵は、醤油や酒などの醸造元が集まる摂田屋地区にあり、宮内駅で下車後、街を散策しつつ機那サフランへ向かう。
こちらには、高さ10メートル以上もある木製の大看板もあり、今年4月には新市役所で展示されていた。この日は解体されて倉庫の中に保管してあったので、素晴らしい彫刻の数々を間近で見る事が出来た。ゆくゆくは摂田屋町のシンボルとして建てたいとの意向だが、修復維持等にまだまだ資金が必要とのこと。茅葺の屋根つきの立派な看板が堂々と表に立つのを早く見たいものだ。
小布施 [ドライブ]
三連休の中日に友人の運転で小布施へドライブ。女子5人で小布施の新栗を食す旅(&お買いもの!!)。好天に恵まれ、高速道を順調に走り、9時前に現地に到着。既に街は観光客でにぎわっていた。皆さん朝が早い!!
まずは小布施堂さんの「朱雀」の予約券をget。続いてお昼ご飯に鈴花さんの「昼の点心」を予約。どちらも無事に予約が取れたので、後は予約の時間まで街を散策。数日前に予約済みの小布施岩崎さんの「チェルシーバンズ」も受け取りに。「ここのお店のお勧めはこれ!!」というのもそれぞれあって、すべて小布施通の友人にお任せ。こちらは後ろについて歩いて行くだけでおいしいものにありつける気楽な一日を過ごさせてもらう。小布施にはお蕎麦をよく食べに行っていたが、街中の渋滞を避けるべく直帰することが多かったので、こんなにじっくりと回って歩いたのは久しぶり。
↑こちらが期間限定・小布施堂さん「朱雀」。これを食べるために5時半起床。栗餡の上に、裏ごしした栗がそうめんのように乗っている。友人と3人で1つをシェア。今回は「本宅」でいただく。
チェルシーバンズは、くるみとレーズンの乗ったふわふわのパン。シナモンシュガーが効いていて、美味。「日持ちしますよ」とのことだったが、家族であっという間に完食。
郊外ではまだまだ青々としたいが栗が木になっていて、新栗の季節はもうしばらく続くよう。
Summer Night Presents [ドライブ]
暑い!!
毎晩、「今日は暑かったね~。今夏最高だね、きっと。」と家人と言い合うのが日課のようになっているが、それをあざ笑うかのように翌日にはさらに heat up している。花火大会とお盆(+ミニ同級会)が終わり、すっかり夏は終わったと思っていた身にはこの暑さは応える。一体いつまで続くの?
国営越後丘陵公園の Summer Night Presents に行く。夜のイベントなので、都合をつけて出かけようとする日に限って雷&夕立。2回延期、3回目=最終日にやっと入園。光の海の出迎えを受ける。こんなにたくさんのイルミネーションを見るのは久しぶり。夜が更けるとともに光の輝きも増して、すっかり魅了されてしまう。中でもフォリーの丘の天の川は圧巻。一つ一つが電球??と思うと気が遠くなる。昨年の18万球に対し、今年は48万球を使用とのこと。夏の夜ならではのイベントに、暑さの中にも風を感じつつ、ほっと息をつける時間を過ごさせてもらった。素晴らしい presents をありがとう。
本日のtop写真は家人撮影。ライトアップ噴水もジュピターの曲にのってとても幻想的。
椿と蛙 [ドライブ]
Apr.28, '12 坂口記念館/上越市 家人撮影
暦通りの我が家の連休。特に予定も立てていなかったのだが、初日に突然家人が以前住んでいた上越市にラーメンを食べに行こうと言う。不意打ちを食らって一瞬???となるも、いつも行列の繁盛店なので、行くなら早めに言って並ばないと、とあたふた支度をし、高速道路!!に乗る。到着時には既に行列ができていて、外待合の最後尾に並ぶ。1時間待ちで久しぶりのラーメンとご対面。スープが以前より濃くなったような気がするのはこちらが年をとったせいか。とはいえトビウオ出汁はやっぱり美味しい。しばらく行かない間にお土産用も売り出されていて、当然こちらも購入。
ラーメンの後は同じく上越市の坂口記念館へ。邸内に雪椿園があり、140本の椿が植えられている。今年は大雪のせいでいつもよりも開花が遅れ、GW中が見ごろと聞いていた。花の付いている木もたくさんあったが、満開の椿に囲まれて、とは行かずちょっと残念。係の方のお話によると、昨年の剪定のあとあの猛暑で、花つきは例年の半分位とのこと。見せてもらうだけの当方は気楽なものだが、花木を管理されている方には色々ご苦労があるということ。実は以前こちらの椿を見に来た時は時期が遅すぎて散った後。なかなかタイミングが合わない。3度目の正直で、次回来訪時には素晴らしい椿を見せていただけるのを楽しみに。お抹茶ごちそうさまでした。
上越ドライブ締めくくりはいつもの「樹下美術館」で。今回のカップはMELBA(イギリス)の"Dolly Varden" 。1925-40年頃のアールデコデザイン。ネットで色違いのものを見たことがある。洋ナシのタルトとダージリンで、ゆっくりさせていただきました。
庭を眺めて [ドライブ]
所用があり、転居後初めて上越市へ戻る。約1年半ぶり。上越では通算すると10年以上も暮らしていたのだが、離れてしまうと何だかずいぶん遠いところのような気がして、見慣れているはずの街並みも少し変ってしまったように見えるのが不思議。転勤で住んだことのある他の街も同様。心の持ちようということかな。
用事の合間をぬって樹下美術館に寄る。いつも来たいと思いつつもなかなか機会に恵まれなかったのが、やっと願いが叶った。前回訪れてからもう何年も経っているので、展示作品も変わってるのだろうが、今回はカフェの方だけを利用させていただく。窓際の席に陣取って1時間半。庭を眺めながらお茶をいただいたり、本を読んだり、とりとめのないことに思いを廻らしたり ー こちらの美術館が家の近所だったらいいのに、とか、でも遠くにあるから日常とは違った雰囲気を感じられるのかも、とか、自宅にもこういうcozyな自分の居場所を作るにはどうしたらいいのだろう、etc.。一人でゆったりとした時を過ごさせてもらった。まだまだ居たい気持ちを抑えて席を立つ。また行こう、近いうちに!
カフェではアンティークの茶器でお茶を出して下さる。希望のものを選ばせていただけるので今回はドイツのBAVARIAのティーセットで。1930年代頃のアールデコデザイン。
林の中へ [ドライブ]
十日町市松之山松口 美人林 / May 5, '11
美人林へ行く。ずっと行ってみたいと思っていた場所の一つ。何となく「ずいぶん遠い場所」というイメージを持っていたのだが、いざ出かけてみると、以前毎週のように通っていたこともある松之山温泉への道を一本曲がった先だった。もっと早くにちゃんと調べておけばよかった、と後悔。
美人林では約3,000本のブナの木が芽吹いたところ。豪雪だった冬の名残で、今年は雪と新緑を両方楽しめる。すらりと伸びた木々の間を歩くと、別世界に来たよう。残雪も加わってか、空気もひんやりとすがすがしい。この美しい姿の一方で、ブナの木は根から毒素を出して弱い木を排し、元気な木だけが生き残れるのだそう。それでこのような整然とした林になるというわけらしい。自然は厳しい。
十日町市松之山松口 美人林 / May 5, '11 家人撮影
とにかくこの美しさにすっかり魅了されてしまった。季節ごとに変わる風景を見てみたい。初夏の頃にまた来てみようか。今度は下手なカメラを封印して、ゆっくりと林の声を聞きに。