SSブログ

Millennium series [英語多読]

 DSC00390[1]ss.jpg 

毎日はっきりしないお天気が続いているが、先ほどからはかなり激しい雨に。

  ここのところ来客が続いているので、せっせとグレープフルーツゼリー作りに励んでいる。いただきもののイタリア産はちみつを使って甘さは控えめに。この時期は冷たいものをお出しした方が喜ばれるようで、結構好評。いつもルビー種を使用ししているが、黄色と二色づかいも良いかもしれない。

  さてさて....久しぶりに多読報告。転居後忙しく、読書時間が減ったのと、大作だったことでかなり時間がかかってしまったが、文句なしのエンターテイメントだった。741冊目~743冊目。

  

 

The Girl with the Dragon Tattoo

The Girl Who Played with Fire The Girl with the Dragon Tattoo 

 The Girl Who Played with Fire 

The Girl Who Kicked the Hornets' Nest 

 

 by Steig Larsson / Crime suspense

 Millennium saga 三部作。原作はスウェーデン。本作はその英訳。

 ネタばれになるのでストーリーについては触れられないが、とにかくすごい作品だった。まず キャラクター設定が素晴らしい。特にヒロインLisbethは犯罪小説史に残るキャラクターになると思う。まだ若くて、華奢な彼女が、psychopath・sociopathのレッテルを貼られて世間からはじき出されながらも悪 1人果敢にチャレンジしていく姿には凄まじい迫力がある。一方ヒーローのMikaelは、どんな圧力にも屈せず悪を追求する2枚目のジャーナリストで、まさに 「ヒーロー」。この主要な二人を中心にたくさんの人物が登場するが、みな個性的でキャラクター設定がよくできている。そして、そのキャラクター間の距離感の描き方がまた上手い。それぞれが繋がってはいるが同時に個人個人独立しているという微妙な距離感がリアルで、描写が秀逸。

ストーリー構成も素晴らしく、緻密に積み上げられたプロットに矛盾がない。性的虐待・暴力に対する作者の姿勢もはっきりと読み取れる内容になっている.。  The Girl Who Kicked the Hornets' Nest 5部作になる 予定だったが、作者Larssonの急死により3部作となったそうである。Larsson 自身の本が出版されたのを見ることもなく、その後「ミレニアム現象」と呼ばれる大ヒットを記録したことも知らないわけである。3巻の最後は新たな展開を予想させる終わり方だっただけに残念。 1作目は既に映画化されいて、スウェーデン映画としては珍しい大ヒットとなったそうで、2と3が今秋連続 公開されるとのこと。ハリウッド版リメイクも検討されているとの話も出ている。映画も見てみたい気持ちはやまやまなのだが、原作では結構バイオレンスシー ンが多かったので、映像で見るのはちょっと勇気がいるかも…

Millenniumの前、引越前後に読んでいたのは下記3冊。ずいぶん時間が経ってしまったので、記録のみ。738~740冊目。

The Time Traveler's Wife  by Audrey Niffenegger

Twilight of a Queen: A Novel by Susan Carroll

Tempt Me at Twilight by Lisa Kleypas

  

 

  

 

 

 

 

 


nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 8

コメント 2

あさmi

雨が降ったり曇ったり晴れ間が見えたり
不安定なお天気が続いてますね!
グレープフルーツおいしいですよね~
ルビーのと黄色のと、いつも両方買って食べるんだけど
私はやっぱり黄色のが好きです♪
手作りのゼリーおいしそう!!
by あさmi (2010-07-15 20:03) 

masahime

>あさmiさん
お返事遅くてすみません。

グレープフルーツは黄色とルビー、やはり味が違いますか?
比べてみたことが無くて...。
ゼリーは手作りだと固さが調整できるので良いです。私はちょっと
柔らかめのフルフルなのが好きです。
by masahime (2010-07-20 12:23) 

七夕の夜にゼフィランサス ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。