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The Last Child [英語多読]

 

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天気予報に反して今朝は晴れ間が覗いたので、慌ててウォーキングへ。本日も7kmコース。新しく入れ替えたGPSメジャーにもだんだんデータがたまってきてやりがいがあるというもの。雪が降るまであとどの位続けられるだろうか。

先日でSSS式多読を始めて7周年となり、"The Last Child" 755冊目で8年目に突入。最近は長編も多く、ペースもやや落ち気味だが、めざせ1000冊??!! ということで、多読報告752~755冊目まで。

The Last Child

The Last Child  by John Hart / Thriller suspense

Hartの3作目。前作の"Down River" も良かったが、今回も期待を裏切らない出来栄え。

主人公Johnnyは13歳。一年前に双子の妹Alyssaが誘拐されて、幸せだった家庭は崩壊してしまう。出て行ってしまった父、酒とドラッグに逃れ街の有力者の愛人になってしまった母。生活は苦しく、家を訪れる母の愛人からは虐待を受けながらも、JohnnyはAlyssaが生きていると固く信じて地図を片手に一人捜索を続ける。そんなJohnnyを遠くから心配している人がいた。Alyssaの事件を担当した刑事Huntだ。彼も事件のために人生が一転しまった一人。Alyssaを生きて取り返せないでいることで夜も眠れぬ日々を過ごしている。そんな夫の姿に耐えられない妻は家を出て行ってしまう。家に残った一人息子とも上手くいかない。そこにまたも誘拐事件が発生する...。

心理描写の上手さは彼の得意なところだが、今回も読み応えがあった。Alyssaを見つければ父も家に帰ってくるし、母も元通りになり幸せな生活に戻れる、と固く信じる子供ならではの一途さに胸が詰まる。Huntの、どんな形にせよ親の元に子供を返してやりたい、という刑事としての葛藤も身に迫るものがある。登場する各家庭の親と子の関係などもとても良く描かれている。

読み終わってタイトルの "The Last Child" の意味を考えると、色々に解釈できるように付けられていることに気づいた。事件のkey pointさえも表わしている。読了した読み手が、「あぁ、そういう言う意味もあったのか」と思わず言ってしまうように考えられたタイトルなのだ。作者の意図にまんまとはめられてしまってちょっと悔しい気もする。次回からサスペンスを読む時はタイトルにも気をつけなければ。お話はすでに表紙から始まっているということ。

Wicked All Day by Liz Carlyle

 

The Wedding Challenge (Matchmakers)   

The Courtship Dance (The Matchmakers) by Candace Camp

The Matchmakers シリーズ3巻・4巻。


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コメント 2

あさmi

7周年で755冊目。ってことは
1年で約100冊以上のペースですね!すごい!
私、そんなに長くコンスタントに続けてることってないな~
と思うと、唯一、写真撮ることを飽きずに長く続けていければいいんだけど。
なかなかお天気がいい日が続かないですね。
今年はあんまり降らないといいですね、雪。
by あさmi (2010-11-11 23:17) 

masahime

>あさmiさん
SSS式多読は、英語上級者でも低レベル(児童書・絵本など)から始める方法なので、最初のうちは簡単で薄い本が主ですから冊数は多くなります。本来は冊数だけでなく語数(一冊の本が何語で書かれているか)で数えます。語数を数えるのは結構面倒くさいので、私は500冊目位から止めてしまったのですけれど。大人向けの本だと年間70冊位のペースかな~。

お天気、悪いですね。出かけて写真を撮る機会も減りそうです。
by masahime (2010-11-12 10:26) 

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