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ベランダから妙高山② [英語多読]

DSC01650.JPG一昨日、お隣の妙高市で「除雪車初出動」と聞いてびっくり。でも今日はよく晴れて、我が家のベランダからも久しぶりに妙高山を見ることができましたが、当然のことながらすっかり雪化粧です。それもずっと下の方まで。(写真←は本日夕方の妙高)まだ11月の初めなのにね~。地元の方もさぞびっくりされたことでしょう。またこれから暖かくなるそうなので一安心ですが、冬に備えていろいろ準備を始めなければなりません。車のタイヤを換えたり、灯油を買いに行ったり。やっぱり暖かい方が良いかな~。

本日も多読報告です。久しぶりにたくさん泣きました。

725~726冊目。

Life on the Refrigerator Door

Life on the Refrigerator Door by Alice Kuipers / contemporary

表紙はポップで軽い感じだが、内容は濃い。数々の賞も受賞している。タイトルの通り、15歳の主人公クレアと医者である母親が、冷蔵庫に貼り付けたメモでのやり取りで全編が構成されている。仕事で忙しい母と、青春真っ盛りで友人やボーイフレンドと出掛けることの多いクレアのすれ違い生活で自然とメモをやり取りするようになる。最初は「これを買っておいてね」とか「鍵を忘れないように」といったメモなのだが、ある日母親が乳がんだということが分かり…。

自分が、あるいは身近な人が病気になった時、どういう精神状態になるのか。幸いなことに私にはまだその経験が無いが、考えるだけですっかり落ち込んでしまうテーマだ。このお話でも、クレアとママは喧嘩をしたり、家を飛び出して離婚したパパのところに逃げて行ったり、なかなか相手に気持ちが伝わらない。だがそれはママを失うのが怖いからで、一方の母親の方も「なぜ私ががんに?」という気持ちばかりで、病気とどう対処していいかわからないからやりあってしまう。それでも簡単なメモのやり取りの中にお互いへの愛情がはっきりと見えて、温かい気持ちにさせてくれる。相手への思いやりや人生の教訓のようなものがシンプルな文章ながらストレートに読む側に伝わってくる。テーマは重いが、決して暗くじめじめした話になっていないのも素晴らしい。とにかく泣けましたーでも、読後感はすがすがしい感じ。メモのやり取りの中に人生を見るというスタイルも今風でとても良い。素晴らしい作品でした。

Don't Tempt Me

Don't Tempt Me by Loretta Chase / Historical

両親と外遊中にメイドの裏切りで白人奴隷としてエジプトのハーレムに売られてしまったZoeは、やっと脱出の機会を得て12年ぶりにロンドンに戻ってくるが、そのスキャンダラスな生い立ちに社交界はばかりでなく実の姉妹達まで眉をひそめる。そんな彼女の名誉を回復すべく手を差し伸べたのは幼馴染のLucien。公爵としての地位を利用し彼女の復権を図るが、お互い惹かれあう気持ちが強く結婚することに。しかし公爵夫人となったZoeの命を狙うものが表れて…。

今回の2人はお互いストレートで素直。かなり後半まで淡々とストーリーは進むが、ラストでLucienが幼い時に両親と兄を相次いで亡くし、唯一心を許していたZoeまで行方知れずになったことで、長い間誰にも心を開くことができなかった経緯が明らかになるあたりはなかなか感動的。今のところシリーズものではないようだが、Lucienの友人などに面白いキャラクターが揃っているので続きができるかも。


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まこりんママ

妙高の雪化粧がベランダから見られるなんて・・・・素敵ですね。
山の色が寒色で本当に寒そうです・・・・
by まこりんママ (2009-11-09 12:30) 

masahime

>まこりんママさん
ここのところは暖かい日が続いていますが、車で出かけたら妙高付近にはまだ雪が残っていました。けっこうたくさん降ったみたいです。
by masahime (2009-11-09 18:24) 

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