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鏝絵 [ドライブ]

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                                          機那サフラン酒本舗 鏝絵蔵 / 長岡市
  
機那サフラン酒本舗の鏝絵(こてえ)蔵を見に行く。

 

駐車場がないと聞いていたので、電車でひと駅の旅。お目当ての鏝絵土蔵は、醤油や酒などの醸造元が集まる摂田屋地区にあり、宮内駅で下車後、街を散策しつつ機那サフランへ向かう。

 

 

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鏝絵土蔵は、サフラン酒の製造で財をなした吉澤仁太郎が建てた蔵で、大正末期のもの。なまこ壁に、十二支や大黒様などの鏝絵が施されている。大黒や恵比寿の表情も豊かで、極彩色の色も美しい。自分の干支があるのもしっかり確認し、なんだか嬉しくなる。市内に住んでいながら、このように素晴らしいものがあるとは知らずにいた。作った左官さんも地元長岡の人と言われているそう。

 

こちらには、高さ10メートル以上もある木製の大看板もあり、今年4月には新市役所で展示されていた。この日は解体されて倉庫の中に保管してあったので、素晴らしい彫刻の数々を間近で見る事が出来た。ゆくゆくは摂田屋町のシンボルとして建てたいとの意向だが、修復維持等にまだまだ資金が必要とのこと。茅葺の屋根つきの立派な看板が堂々と表に立つのを早く見たいものだ。



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L'Engle [英語多読]

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夏風邪を引いたようで、なかなか治らない。

 

長かった今年の夏の後半はL’EngleSFの世界で過ごさせてもらった。多読報告827冊目~832冊目。

 

Madeleine L’Engle 著 The Time Quintetシリーズ / Juvenile (young adult fiction

A Wrinkle in Time (再読)

A Wind in the Door

A Swiftly Tilting Planet

Many Waters

An Acceptable Time

 

今回読んだのは、L’Engleの作品の中でMurry-O’Keefes家のお話であるKairos に属する5冊。他にChronosシリーズ等があり、両方にクロスして登場するキャラクターもいる。

以前は4部作で、Murry家の4人の子供たち(Meg, Dennys-Sandy (双子), Charles Wallace)がそれぞれ主人公。現在はMeg と友人のCalvin O’keefesが結婚し、その間に生まれた長女Polly がヒロイン(=第二世代に移行)の “An Acceptable Time” を加えて5部作として扱われている。

 

どれも面白いが、やはり1作目の”A Wrinkle in Time”が秀逸で、1963年のニューベリー賞他、多数の賞を受賞している。ただ、出版までの道のりは険しく、27社目で初めて出版されることになったそう。お話の方は、Murry家の長女Megが行方不明のお父さんと、いじめられっ子の末の弟Charles Wallaceを悪の手から取り返すための愛と勇気の物語。弟を思うMegの一途な思いが切なく、ほろりとさせられるシーンが多い。

 

双子の兄弟が活躍する “Many Waters” のように、ユニコーンやドラゴン、セラフィムたちが空を飛びかうファンタジックな作品もある。このお話の中には高校生兄弟の淡い初恋もあったりして、楽しませてもらった。

 

きっかけや理由はそれぞれだが、どの作品も主人公たちがタイムスリップ(1作目はスペーストリップ)する。作品の中ではこれをtesseror tesseract)と呼んでいて、過去にスリップすることが多く、過去の(歴史的)出来事を通して平和と愛を訴える内容になっている。

宗教色が濃く、聖書からの引用等が多いのも特徴。

 

Rebecca Stead著 When You Reach Me / Juvnile

 

1978年のNYに住む小学6年生の日常生活と、ある日謎の手紙が届けられたことによるちょっとしたミステリーとの2つがミックスされてストーリーが展開していく。ヒロインは前述の”A Wrinkle in Time”が大好きという設定で、このことがお話の結構重要なポイントにもなっている。作者自身がNY出身で、自身の経験を反映しているといわれているだけに、当時の状況や子供たちの生活が生き生きと描かれている。キャラクター描写も素晴らしく、優しくてそして最後は少し切ないお話に。こちらも2010年にニューベリー賞を受賞。

 


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小布施 [ドライブ]

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三連休の中日に友人の運転で小布施へドライブ。女子5人で小布施の新栗を食す旅(&お買いもの!!)。好天に恵まれ、高速道を順調に走り、9時前に現地に到着。既に街は観光客でにぎわっていた。皆さん朝が早い!!

まずは小布施堂さんの「朱雀」の予約券をget。続いてお昼ご飯に鈴花さんの「昼の点心」を予約。どちらも無事に予約が取れたので、後は予約の時間まで街を散策。数日前に予約済みの小布施岩崎さんの「チェルシーバンズ」も受け取りに。「ここのお店のお勧めはこれ!!」というのもそれぞれあって、すべて小布施通の友人にお任せ。こちらは後ろについて歩いて行くだけでおいしいものにありつける気楽な一日を過ごさせてもらう。小布施にはお蕎麦をよく食べに行っていたが、街中の渋滞を避けるべく直帰することが多かったので、こんなにじっくりと回って歩いたのは久しぶり。

 

 

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↑こちらが期間限定・小布施堂さん「朱雀」。これを食べるために5時半起床。栗餡の上に、裏ごしした栗がそうめんのように乗っている。友人と3人で1つをシェア。今回は「本宅」でいただく。

チェルシーバンズは、くるみとレーズンの乗ったふわふわのパン。シナモンシュガーが効いていて、美味。「日持ちしますよ」とのことだったが、家族であっという間に完食。

郊外ではまだまだ青々としたいが栗が木になっていて、新栗の季節はもうしばらく続くよう。

 



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sonnet 18 [英語]

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卒業後(=数十年ぶりに)初めて英文学の講義を受ける機会を得て参加する。予習をせずに講義に臨んだ学生時代のドキドキ感もよみがえって、期待と不安のなか他の受講生の中に混ぜていただく。

今回のテーマは Shakespeare と Keats。中でもShakespeare の sonnet (14行詩) 18番と73番を中心にお話を聞く。

講義の中で、「今この瞬間の美を残す手段として何が有効か?」という問いに対しては、原初的ではあるが(紙とペンで)文字に残すのが確実な方法ではないか、とのお話があった。映像などだと媒体の進歩が激しく、100年後はどうなっているか予想もつかない。確かに、文字に残っているおかげで約400年前のShakespeareの作品を、現代の我々がこうして読むことができているわけである。そして詩人達は、この瞬間を永遠のものとするため詩に心血を注いでいるのだ。

この詩人としての思いがまさに語られているのが、sonnet 18 。

"Shall I compare thee to a summer's day?"

で始まる有名な一篇で、夏と青年を比較することで青年の美を賛歌する内容となっている。この詩の最後の2行は

So long as men can breathe or eyes can see,

So long lives this and this gives life to thee.

とあり、「人が生きる限り詩は生き続け、詩は君に命を与える」というShakespeareの思いが述べられている。

講座の中では、受講者全員で声を合わせて詩を唱和する時間も設けていただき、詩のリズムと音を楽しむこともできた。 あっという間の1時間半で、楽しい経験になった。

日頃はコンテンポラリーな作品ばかりを読んでいるが、ますます深まる秋の夜長にクラシカルな作品に親しむのもいいかな、と気づくきっかけを与えていただき、講座と講師の先生に感謝。

このShakespeare の sonnet 18 はPink Floyd のギタリスト David Gilmour が奥さんへの歌としてメロディーをつけていて、とてもきれいな曲に仕上がっている。ネット上でも見れるので、興味のある方はcheck!



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鷺草 [花]

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明け方、久しぶりの雨あり。そのせいか少しだけ体の緊張もほぐれたような気がする。

すらりと伸びた鷺草が風に揺れる様をみながら、この花が咲いているということはまだ夏なのか、などと思ってみる。それでも空を見上げれば、夏のそれとは色も違って秋の気配。今年の暑さにはうんざりだが、秋が来ると思うと少し淋しい気もする。去るものを惜しむのはいつものことだけれど。

そういえば、購読させてもらっている海外ブロガーのコメントに「寒くてセーターを重ね着してもまだ足りない。夏が恋しい。」とあり、びっくり。アメリカ人だけれどオーストラリア在住だったことをすっかり忘れていた。わが地でも冬になれば同じようなことになるのだけれど、今のこの暑さでは想像もできない。やはり寒いより暑い方が良いのか…。

9月は雑事が立て込んでいて、色々と準備も必要だというのになかなか進まず。空を見上げて雲が流れるのをゆっくりと眺めていたい気分ではあるが、さてさて重い腰を上げないと!!



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Summer Night Presents [ドライブ]

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暑い!!

毎晩、「今日は暑かったね~。今夏最高だね、きっと。」と家人と言い合うのが日課のようになっているが、それをあざ笑うかのように翌日にはさらに heat up している。花火大会とお盆(+ミニ同級会)が終わり、すっかり夏は終わったと思っていた身にはこの暑さは応える。一体いつまで続くの?

国営越後丘陵公園の Summer Night Presents に行く。夜のイベントなので、都合をつけて出かけようとする日に限って雷&夕立。2回延期、3回目=最終日にやっと入園。光の海の出迎えを受ける。こんなにたくさんのイルミネーションを見るのは久しぶり。夜が更けるとともに光の輝きも増して、すっかり魅了されてしまう。中でもフォリーの丘の天の川は圧巻。一つ一つが電球??と思うと気が遠くなる。昨年の18万球に対し、今年は48万球を使用とのこと。夏の夜ならではのイベントに、暑さの中にも風を感じつつ、ほっと息をつける時間を過ごさせてもらった。素晴らしい presents をありがとう。

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本日のtop写真は家人撮影。ライトアップ噴水もジュピターの曲にのってとても幻想的。



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reunion [雑記]

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                                                             お盆に東京在住の友人が帰省するというので、急遽女子会を設定。「美味しいもの食べよう!!」と会場選びに盛り上がっていたところ、男性クラスメイトの知るところとなり、男女まじえてのミニ同級会のようなことをすることに。何せ急な話で、とりあえず連絡のつく人に声をかけ、12人が参加。昨年秋の同期会から1年を経ずして再会の機会を得る。

参加者全員とりあえず元気で何よりだが、年代からか仕事・親の介護・孫の誕生・夫婦間の関係など、状況はみな違う。若い頃は同じように見えた人生も(もちろん同じわけはないのだけれど)、今では色々。一人ひとりが違う道を進んできのだ、ということを実感する。翻ってわが身を思う時、後悔ばかりが先に立つが、過去の結果は自身で引き受けるしかなく、後戻りもできないわけで、修正できるところは修正しつつとにかく前に進むしかない、ということ。そう思うと、お盆参りも自然と真摯な気持ちで祈る気持ちに。何はともあれ、集まりの最後は「健康一番。楽しくやろう!」と言い合って別れる。

会津に日帰り旅行した、と友人から長門屋さんの「貝千年」が届く。ハマグリって、本当に二枚がぴたりと合うんだ!!今更だけど…。



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ご褒美 [雑記]

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                                                Aug. 3, '12  / iPhone camera

ほとんど雨も無く晴天続きの毎日。今日は少しだけ気温が低めで、体もちょっとリラックスしているよう。

来客・花火と大騒ぎの長岡まつりもなんとか終了。今年も花火の場所取りのため、炎天下5時間近くも信濃川の堤防で過ごす。有料自由席券はget していたものの、現地まで一人で荷物を担いで歩き、開場時間にたどり着いた頃には既に大方の場所は埋まっていて、それでも位置だけは打ち上げ場所の正面になるところを何とかキープ。後は暑さとの闘い。ひたすら花火開始を待つ。日頃堅守している日焼け対策ももうどうでもいいとヤケになっているうち、夕方には風も少し吹いてくれて、何とか生き延びる。そして頑張ったご褒美か、素晴らしい夕日が。太陽がゆっくりと山の向こうに落ちていくのをただただぼんやりと眺めて最後の待ち時間を過ごす。

もちろん花火は最高!! 花火大会締めくくりのフェニックス花火では、市街が花火で囲まれたようで圧巻。客人も家族も大いに喜んでくれて、場所取り役としては一安心。

暑さはまだまだ続くだろうが、お祭りが終わり自分の夏は終わった感じ。あとはお盆か…。

来客準備と猛暑でお休みしていたウォーキングも再開しないと。



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under an overcast sky [花]

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今にも雨の降りだしそうな空の下、隣町のイングリッシュガーデンへ。

この暑さの中、園内はたくさんの花でいっぱい。

長く伸びたアナベルの白い帯はこの時期ならでは。

いつも無料で楽しませていただいて、ありがたいことです。

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an experiment [雑記]

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                                                                                          iPhone camera

空梅雨とか言っていたが、ここ数日は降ったり止んだり。日課のウォーキングもお休み。

読書の方は最近ずっと良い作品にあたりついていてラッキー。今はまたスコットランドへ心は飛んでいる。今回は過日のジャコバイト運動からずっと遡って14世紀Bannockburnの戦いのお話。この時期がテーマの小説は過去にも色々読んだけれど、Robert de Brus (のちのロバート1世)本人が登場するお話は始めてかも。作品については後日多読報告で(の予定)。

いつも読ませてもらっているアメリカ発のブログも既に6月から夏休みに入っていて、週末の朝のお楽しみだったのが一つ減ってしまった。身辺では花火大会の準備も着々と進んでいて、この梅雨が明けたらこちらも夏本番ということになるわけ。東京の姪から「花火に行きたい」との打診あり。本格的に暑くなる前に大掃除しないと…。



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